ここどこだ 迷って冬めく 裏通り
たまには違う道を走ろうと裏通りに入ったらどこだかわからなくなって徘徊老人と化したあたしという句である。
季語はもちろん「冬めく(初冬)」である。
日々のランニングで走っていると表通りだけが面白いとは限らず、何があるかわからない裏通りも怪しい雰囲気を醸し出して楽しめるのは人生と同じであるな。
表通りはだいたいどこに通じているかわかるし、いきなり行き止まりなんてことはないが、裏通りは行き止まりに限らずヤバイ雰囲気のところもあって、こんなところに這いこんでどうしましょうとか、どこだかわからなくなって元来た道を引き返すなんてことも多々あるので、実に面白いといえば面白いのである。
裏路地はさらに面白く、時には人の家の庭を通り抜けるなんてこともあって、見方によっては泥棒の下見みたいになってしまうのである。
・象気功
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