2021年11月5日金曜日

五平餅を2個食って一句


 
五平餅 うちに帰れば 栗ご飯


ランニングの途中に売ってる五平餅を2個食ってしまって大反省したが、うちに帰ると栗ご飯だということを思い出して嬉しくなる、食い意地だけで生きてるあたしという句である。

季語は「栗ご飯」(晩秋)である。

栗ご飯(くりごはん)とは、栗飯(くりめし)ともいい、白米に栗を入れて炊き込んだ炊き込みご飯のことである。

栗は皮をむいて入れるのである。

もちろん知らない人はおられないとは思うが、栗を皮付きのまま入れて炊きこんで「こんなもん食えるか!」と苦情が来る可能性が100%無いとは言えないので、一応参考のために言っておくのである。

ときどき走るランニングコースに五平餅を売ってる店があって、おばさんがいい声で「五平餅はいかがですか~」と呼び込みをやってるのである。

なにしろランニングの目的が氣の充実と氣道の拡充とはいえ、さらに大目的に日頃の暴食とバランスをとるためのダイエットということがあるわけである。

そのために腹をすかしたまま走るわけであるので、いかに太行功(たいしんこう)という名のスロージョギングとはいえ、走ればさらに腹が減るのは人間のいたしかたない生命維持のためのシステムである。

そうなると人間は細胞段階で「腹が減ったら死ぬぞ食え~~~~~~~っ」と命令支持が出るわけである。

そこにおばさんの蠱惑的魅力的な「五平餅はいかがですか~」の売り声であるから、もうたまりません。

破顔一笑、「五平餅を2個くださあ~~~~い」となるわけである。

ただのバカである。

ランニングの途中でうっかりこの店の五平餅を食ってしまったのは実は今回が初めてではなく、前回はご丁寧にカロリーのキングのコーラも一緒にお召し上がりで、ランニングの目的は雲散霧消とあいなったのである。

今回はさすがに反省してコーラは我慢したのである。

しかし、五平餅を欲望のままに2個食ってしまったので、「ああ、いかん、いったいあたしゃ何をやってるんだ、こんなことでは地上最強の気功王の沽券にも股間にもかかわると大反省したわけである。

そうこしてるうちに、食い終わったらさらに腹が減って「あ、そうだ、今日は栗ご飯だ!」と思い出して、大反省が雲散霧消となったのである。

つまり、最初からランニングロードは五平餅のない道を選べばいいわけであるが、これも細胞段階の指示でいやおうなく勝手に脳が選んでしまうのである。

人間はすべての行動は細胞が勝手決めているのである。

脳細胞も細胞であるので、あたしら本人の意志と思ってることは細胞が勝手に決めていることである。

どなたもご経験があると思うが、どんなに硬く決心をしても一夜明ければなんのこっちゃになるのはそのためである。

だから、自分の意志なんてものはあってないようなものである。

以上の理由で五平餅を2個食ってしまったのはあたしのせいではないのである。

おいおい。

象気功

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