2021年10月28日木曜日

走って通りがかりの蜜柑の木で一句


蜜柑の木 食い意地の手に ブヨの毒


通りがかり蜜柑をひとつ失敬と手を伸ばしたらブヨに刺されて腫れちゃったという天罰の句である。

天罰もなんのそのでさあ今日も走ろう。

蜜柑は冬の季語であるが、青蜜柑だと秋の季語である。

まあ、いよいよ季節は秋が終わって冬になろうという時期である。

ランニングで通りがかりの蜜柑の木に生っている蜜柑も黄色く色づいて青蜜柑とは表現できない時期になったわけである。

秋といえば夏が終わってさわやかな季節ということに加えて食欲の秋など陽気なイメージの反面、秋の終わりの晩秋には物悲しいイメージもないではないのである。

お題が蜜柑の木であるから、まあ、基本的には実りの秋にということで陽気な句ということであるが、ブヨに刺されてイテテテという実体験の笑いも入れてあるのである。

ブヨはハエを1ミリぐらいにした羽虫で刺されると腫れてえらいことになるのである。

また、さらに土をいじくったりするとヌカカの大群に襲われるのである。

ヌカカは羽蟻を1ミリぐらいにした羽虫で、これも刺されるとチクっと痛くて血が出て、そのあとがとんでもなく晴れてえらいことになるのである。

このように畑や山林の多い郊外にお住まいであると生活と危険は隣り合わせであるが、それでも食欲には勝てずあれこれ手を出して刺されてイテテテになるのである。

もちろん同じ町内会で知り合いの農家さんや住民のものであるので、了解済みであることを一応言っておくのである。

ネットはめんどくさいのである。

象気功

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