2021年10月26日火曜日

送電線の下を走って一句


送電線 秋雲はじいて うふふのふ


何を見ても一応笑っとけという句である。

笑いながらさあ走ろう。

言うまでもないが、この句の季語は秋雲である。

送電線をたとえばギターの弦と見立てて、それに弾かれた雲が空高く舞い上がっているてなことである。

「弾いて」では漢字が連なって硬くなるので「はじいて」としたわけである。

象形流俳句道は笑いを第一義としているのである。

笑いはすべてに優先すると考えるからである。

笑いは怒りの逆方向の感情である。

怒りが優先すれば人の争いとなり、果ては国と国との争いとなり悲惨な末路が待っているわけである。

その逆方向の笑いが優先すれば人は融和し、国どうしも融和し平和な国際環境を醸成するのである。

当たり前のことであるが、これが理解できないから、現在でも地球上のあらゆる場所で争いが起こり、悲惨な状況に見舞われているわけである。

そうならないためには、ひとりひとりが日々笑うことを心がければいいだけである。

簡単なことである。

ところがそうならないように神という名のこの世のプログラマーが面白おかしくあれこれの仕掛けを仕込んでいるわけである。

とにかく人間は怒りやすく争うようにできているのである。

それを少しでも笑いの方向に向けて、日々の争いを少しでも無くすように一石を投じるのが象源流俳句道である。

また、笑いが身体面あるいは健康面でも血流を増やし免疫力向上に寄与するのは世間一般に周知のことである。

逆に怒れば活性酸素が過剰に生産されて、血管を痛め、内臓を痛め、脳細胞を痛め、ろくなことにはならないのである。

象形流俳句道はとにかく何を見ても笑っとけ笑っとけという道訓を心に掲げ、笑いの道に専念する徘徊の道である。

俳諧だろ。

象気功

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