曇天を 枯野の色に 染めりけり
わかるかな?わっかんねえだろうなあという句である。
わかんなくてもさあ走ろう。
この句の場合、枯野の色が晩秋の季語である。
まあ、この句の場合、先にお題で夕空と言っちゃってるし、写真はあるしで、句の内容がわかるとは思うが、どこにも夕方の雲とは書いてないので、句を見ただけではこれで作者の意図がわかるかどうかは水物である。
象形流俳句道はまず「分かりやすいこと」と「小難しい語彙」を使わないことを基本としているので、「ううむ、いいかんな」というできあがりである。
なにしろ1分で作るという大前提があるので、脳が不調のときはどうしてもいわゆる普通の句になってしまうのである。
実はこの日はわが社所有のアパートの入居関係で4階のエアコンの入れ替えとお掃除と、さらに事務所の2階のエアコンの入れ替えで、案内したり指示したりで階段トレーニング状態で、てんやわんやで一日中大騒ぎであったので、さすがの体力自慢の象師匠もそれなりに脳が不調であったかもしれないのである。
なんてへたくそな文章なんだかと思うが、そこで一句。
4階や 秋の富士山 物干し場
4階のアパートのベランダから見えるものを素直に詠んだ名句である。
1分でてきとーに作っておいて名句もないもんであるが、まあ、4階から見える霊峰富士と隣家の庭の物干し場という生活の場を対比させたわけである。
もちろん隣家の庭先を許可なく写真を撮ったりすれば盗撮になるので、不肖天下の象師匠としてはたとえ撮っても掲載できるわけはないのである。
撮ったのかよ。
撮っておりません。
一応言っとかないと勘違いする人もいるからね。
ネットはめんどくさいのである。
・象気功
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