2021年10月9日土曜日

そこはかとない夕景色で一句


赤々と 染まる雲見て 秋刀魚食う


景色がどうだろうがとにもかくにも秋刀魚が美味いという句である。

さあ、今日もひとっ走りだ。

運気は最高、いえい。

この句の場合、秋刀魚が秋の季語である。

秋のサンマは太平洋に広く生息する回遊魚で脂肪分が多く独特の風味があり、日本の秋の味覚の代表のひとつとされ人気の食材である

塩焼きにして柑橘類の搾り汁や醤油などをかけ、大根おろしを添えて食べることが多いのであるが、まあ、サンマといえば大根おろしである。

旬のサンマは脂が乗って、いわゆる脂っこいので消化の助けになるジアスターゼとともにお召し上がりになることを体が求めるんだろうね。

サンマの塩焼きの内臓を好んで食べる人も多いが、サンマは餌を食べてから排出する時間が30分程度と短いため、内臓に独特のえぐみは少なくその人にとっては美味いからである

またイワシ同様に骨が柔らかいので、あたしは頭部を残して丸ごと食ってしまうのである。

サンマには、EPA(エイコサペンタ塩酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれており、EPAは血液の流れを良くするといわれ脳梗塞・心筋梗塞などの病気を予防する効果、DHAは体内の悪玉コレステロール(LDL)を減らす作用、脳細胞を活発化させ、頭の回転を良くする効果などがあるのは一般的に周知のことである。

サンマの鮮度は持ち上げた時に胴体が曲がらないものとか、口が黄色いものとか、目が濁っていないものと言われるが、スーパーでサンマをいじくりまわすわけにもいかんし、どの程度が口が黄色いのか、目がにごっていないのかあたしらしろーとにはわからんので、スーパーで買う場合は日付チェックでよろしいわけである。

サンマの内臓には小さく赤いミミズのような虫がごちゃまんと含まれていることがあるが、これはラジノリンクスという魚類に寄生する寄生虫で、人間には無害であるそうであるので、いっしょに食ってもよし、取り出して食うもよしである。

誰がいっしょに食うか。

また、わたもお食べになる場合はアニサキスが寄生している場合もあり、いずれにしても素人調理では刺身等の生食は控えた方が賢い選択である。

象気功

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