我走る 逃げるおば様 秋の暮
夕暮れ時にマスクのおっさんが走って来るとヘンタイさんとまちがえた通りがかりのおば様が逃げ出すという実体験の句である。
それでもめげずにさあ走ろう。
この句の場合、もちろん秋の暮れが秋の季語である。
まあ、あたしは走るときにジョギングウエアとに着替えるわけではなく、普段着のまま走り出すのである。
見方によっては危ないおっさんに見えるのか、以前は深夜に走っていたので通りがかった女性が怯んで逃げようとするのである。
それでこれはいかんと反省して早朝に近所の公園を走るようにしたのであるが、これがもうマナーもへったくれもない犬の飼い主が大挙してお集まりで、リードをつけない犬に吠え付かれたりして、そのたびに険しい顔して「リードをつけて散歩しなさい、あそこの看板にかいてあるでしょ」なんてことで文句を言うのがめんどくさくなって朝のランニングはやめたのである。
それで体脂肪燃焼効果も高く、女性も逃げない夕方に走ってるわけであるが、マスクをしてるせいなのか気のせいかなのか通りがかりのおば様がよけるのである。
まあ、おっさんが家で寝ころがってるような普段着で、夏なんかは、タンクトップといえば聞こえはいいが、ときによってはランニングシャツとステテコとサンダルで血相変えて走ってくるわけであるから、何事かと思うのかもしれんのは当然である。
もちろんステテコは某ゆにくろの柄付きであるから、下着には見えないとはいえ、ジョギングとはほど遠い恰好であるのは否めないのである。
でも着替えて走るのはめんどくせーので、この先冬になると冬の普段着である分厚いフリースのシマシマパジャマで走り出すのは目に見えてるのである。
そうなると、どこかで火事があって逃げ出したおっさんになるのである。
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